国井咲也

なんか熱くなってるなぁ。
いまさら悲しんでどうするよ。
そんな過去など
『なかった事』だとすればいいのだ。
刷り込め、すりこめ。
思いこめ、思いこめ!
「俺がキョンだ!」と。
団長に「俺は実はポニーテール萌えなんだ。
(中略)そりゃぁ卑怯なくらいに似合っていたぞ」と
言ったのは自分自身だと思いこめ!
なかったんだ。
タツオきゅん。
おまえのそんな“悲しい過去”など、
この地球上のどの時系列にも
存在などしなかったんだよ!!
にじいき』というのはそういうことなのだ。
にじいき者に夏などこない。
なぜなら、
毎日が夏休み”だからだ。
真冬に鍋をひとりでつつきつつも、
俺の眼は、
コバルトブルーの海の砂浜の
パラソルの下でひとり
もくもくとスイカをかじる
長門さんしかうつっていないのだ!